ThinkPad体験会に行ってきた


もう2週間前のことになるが、一般ユーザ向けThinkPad体験会に行ってきた。レノボから過去の購入者向けに週1,2回メルマガが送られてくるのだが、木曜日に届いたメルマガに「明日午前中までに応募したら、日曜日の体験会に参加できる」と書いてあったので、急いで応募した。

場所は、六本木のレノボ本社。IBMの本社は隣のビルだ。近くにアスース(Asus)の本社もあり、こちらは一度仕事で来たことがあるのだが、レノボは初めて。日曜日の夜なので人通りも少なく、しかもわかりづらいため、入り口をいったん行き過ぎて、裏口に着いてしまう。急いで戻ってみたら、遅刻者は電話しろとのこと。同じように遅刻した人が数人いたので、その人たちと一緒に入る。

部屋に着いてみると、先客は7,8人いた。ThinkPadも同じくらい用意されていた。すぐに簡単なプレゼンが始まり、その後はごく短い時間だが、自由に触れた。その後、結構面倒なアンケートを書かされ、最後に出口でプレゼントの抽選。それで当たったのが、これ。


「ノートパソコン型ノート」。サイズはB5かな。担当者によれば、「結構レアな代物」らしい。表紙を開いてみると、かなり気合いの入ったノベルティグッズらしく、精巧に描き込まれている。


裏表紙のパーツもかなり凝っている。


しかし、中身はごく普通のノート。


残念ながら、使うシーンはなさそうなので、誰かにあげようと思う。

製品型番のルールに大幅変更

さて、今回の新製品から(厳密に言えば、X300が出たときからだが)製品型番の命名ルールが大幅に変更された。これまではX/R/Tといったシリーズ名に数字が添えられており、新しいものほど大きな数字になっていたわけだが、今後は画面サイズを数字で表すことになった。つまり、「400」とあれば、シリーズにかかわらず画面サイズは14.1型ワイドで、「500」とあれば15.4型ワイドとなる。

そして、X/R/Tに加えて、WとSLが新たにシリーズに加わった。このうち、Wシリーズは従来T61pなど末尾に「p」の付いていたプレミアムモデルが分離されただけのようだ。SLシリーズは、従来Lenovo3000として販売されていたラインナップをThinkPadファミリーに追加したものだが、担当者に直接聞いてみたところ、ThinkPadの耐久テストを行っているので、ThinkPadの名に恥じない品質であるようだ。SLシリーズは中小規模企業やSOHO向けとのこと。値段を見ると、SLシリーズはかなり安めの価格設定になっている。

マーケティング的には、今回のラインナップ変更は微妙だと思う。画面サイズを数字で表すのは、聞いたときはかなり抵抗があったが、慣れればまあ許せる範囲だ。あと、Wシリーズを新しく作ったのは悪くないと思う。Tシリーズの下位モデルは10万円台前半でも入手できるので、Tシリーズ=高級シリーズという図式が成り立たなくなってきたこともあり、Wという型番を作ってプレミアムモデルを分離したのはいいことだと思う。

反対にちょっと受け入れにくいのが、SLシリーズだ。価格的にはRシリーズよりも安いため、R61eなど末尾に「e」の付くモデルの後継機として、入門機の位置づけになろうが、それにしては液晶が光沢液晶だったり、細部のデザインがThinkPadらしくなかったり他のシリーズとの違いが大きすぎる。「Lenovo3000が売れないから、ThinkPadにしてみました」という話ではないとは思うが…。ただ、もし戦略的な製品をラインナップに加えるのであれば、どんな製品がアリなのか、ちょっと考えてみたところ、すぐに行き詰まった。

  1. 10インチ以下の小さな液晶を搭載したサブノート→台湾勢の安価な製品とバッティングする
  2. ホームユース用のマルチメディアを意識する→ThinkPadはビジネスユース以外売れない
  3. デスクトップの部品を使って安くする→Gシリーズは数年前に撤退したばかり

ということで、もしかすると、妥当な判断なのかもしれない。光沢液晶を積んだSLシリーズを大企業が大量採用するとは思えないし、レノボの営業も売らないだろう。Rシリーズは企業向けにさらに特化して、10万円台前半が主戦場となりつつある量販店のノートパソコン売り場では、SLシリーズをメインで売る。たとえば、「ThinkPadは品質が高いですよ。光沢液晶ですから、DVDも見られますし」とか。そんなシナリオもアリかもしれない。

地味によくなったのがXシリーズだ。ワイド液晶を搭載したことにより、右手小指が担当するキーも標準サイズになった。かな入力の私には非常にありがたい。SSDを積んで15万円くらいなら、X300よりも携帯性に優れるX200が欲しいくらいだ(実際にはSSDはオプションで、一緒に購入するとプレミアムクラブ会員価格でも20万円を超える)。

ちなみに、Lenovo3000シリーズは、販売終了のようだ。結局のところ、品質も価格も中途半端な位置づけだったから、仕方ないところか。それから、ThinkPadは、少なくとも現行モデルについては、そこらのパソコンショップよりも直販の方が安いことがある。

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